仮ナンバー取得

話が若干前後しますが、自走できる状態まで一通り整備が終わったのでいよいよ仮ナンバーを取得して車検の前に走行チェックを行います。

まず自賠責保険の有効期限が切れているので保険に加入しなければなりません。自賠責を扱っているところならどこで入っても変わらないのですが、私の場合は徒歩5分のところに農協があるので(笑)、そこで加入してます。

通常は24ヶ月ないし25ヶ月の加入だと思うのですが、心配性の私は27ヶ月分掛けておきました。だって万が一部品が必要になったりして1ヶ月以内に車検取れなかったら嫌じゃないですか。先に長く加入する分には数百円の追加出費で済みますが、不思議なことにあとから不足分を一月とか二月掛けるとなると何千円にもなるんですよ。

ちなみに保険の担当者によっては「27ヶ月?そんなのあるんですか???」とおっしゃられることがたまにあります。ありますが、自賠責は一ヶ月単位で自由に掛けることができますので強気で行きましょう。

自賠責の証書をゲットしたら、今度は最寄りの市役所に行きます。仮ナンバーを借りるためです。

仮ナンバー、正式には臨時運行許可番号票といいますが、お役所の人は仮ナンバーとあまり呼ばす臨番と呼びます。その仮ナンバーを借りるにあたって色々と知っておくと良いことがあります。

仮ナンバーを借りるにあたっては目的が必要となります。昔よく車検切れの自動車でイベント等に出るため仮ナンバーをつけて自走している人がいましたが、道路運送車両法違反(臨時運行許可番号標等の不正取得及び無登録車走行)で逮捕される人が結構続出したので、そういう人は見かけなくなりました。

んで不正取得とはなんぞやというと、使用目的を「車検」と嘘を書いて仮ナンバーを借りるから不正になるですね。そこをきちんと回送とか販売とか正しい目的で借りれば良い話なのです。私は試運転をしながら整備するときはだいたい回送で借りてます。回送しているルート上にたまたま陸運支局があるなら、別にたまたまそこで車検を取っても何も問題はありませんので。なお回送で借りる時も「車検取得」のためでないとダメという話もあるので要注意ですが・・・。

まあ要は何かトラブルが起きた時に嘘をついていなければ良いのです。そこ注意です。

そして仮ナンバーの取り扱い、実は各市役所によってけっこうまちまちです。有効期限が切れてから5日以内に返却てくださいという市役所があるかと思えば、有効期限以内に必ず返却しろとかいう市役所もあったり、けっこうずさんです。返却日が土日祝日だったらどうすんねんという問題もあったりしますが、これもあれこれうるさい市役所で借りないで、何も言わないでさっさと貸してくれる市役所で借りたりするのもひとつの手です。

ここで「ん?」と思った人もいるかも知れません。別に仮ナンバーを借りる場所は居住地の市役所でなくても良いのです。出発地が遠方だったとしてその市役所借りても全然問題ありません。ただそうなると返却するのが大変なので、近くで先に借りておいたほうが良いという話です。A市から出発してB市に回送するのに、全然関係ないC市で仮ナンバーを借りても良いです(ただC市がうるさい役所だと、なんでウチで借りるのかと聞かれるかもしれませんが・・・)。役人とはいつの時代も小うるさいものですね。

そしてここでも気をつけなければならないことがあります。A市からB市に移動する目的で仮ナンバーを借りているのに、その経路上以外の場所を走行していると「目的外使用で不正じゃないか?」と言われる可能性があります。極端な話、経路を北海道~沖縄と書いても受理はされると思いますが、それが真実である理由付けは必要になります。さすがに北海道~沖縄はあまりに合理性に欠けるので、不正利用と言われないためにも最低必要限度の移動区間の申請をしましょう。

こう書いているとなんだか色々面倒くさいですね。はい面倒くさいんです。仮ナンバー1枚借りるのに何故か1時間以上掛かることもザラです。私なんか路上の積載車からちょっと奥の敷地まで自走するために仮ナンバー借りようとしたら「なんでそんな程度で臨番が必要なんですか?」と市役所の人に怒られたことがあります。その担当者は運輸支局にまで電話を掛けて、結局支局の人に説教されていましたが(笑)

そんな感じなのですが、今回の仮ナンバーはすんなりと最寄りの市役所で借りてきました。続く。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。