SC28 運輸支局で車検その2

CBR900RRの車検の続きです。

いよいよ検査ラインに並ぶわけですが、「2レーンに入ってください」と窓口で言われています。旭川の場合バイクの検査レーンは2レーン目です。問題は、どこが2レーンなのか、コース上のペイントが消えていてわからないということです(笑)

まあぶっちゃけた話、旭川運輸支局の場合全部で3レーンしかないので真ん中に行けば2レーンとなるのですが、ここで注意が必要です。旭川の場合は右から1,2,3レーンとなっています。ところが札幌運輸支局の場合は左から1,2,3,4,5,6レーンと逆パターンになっています!いやむしろ旭川が逆なような気がしますが、とにかく支局ごとに色々クセがありますので要注意です。

構内では検査員の指示が聞こえないと困るのでヘルメットを被りません。そのままノーヘルで走っていきますが、ヘルメットを持ったまま走るというのも微妙に邪魔です。何か工夫すると良いでしょう。

さて前に並んでいる車の後ろについていくと、検査員の方が外観検査にやってきました。

「いままで検査は受けられたことありますか?」

「いいえ、10年前に来た以来です」

「そうですか、それでしたらライン内は私が一緒に付きますので」

非常に感じの良い検査員の方にあたりました。幸先が良いです。そしていよいよ指示に従いながら受検です。

まず灯火類の動作チェック。ウインカーやブレーキなどを指示されたとおり動作させていきます。次にハンドルロックが作動するかどうかのチェック。そしてマフラーの排気音のチェック、近接騒音をちゃんと測定していましたがらくらくクリア。いやこのアクラポビッチのフルエキ静かすぎるでしょ。サイレンサー入れなくても合格してますよ。そして最後に全幅が車検証と合っているかのチェック。左ハンドル端でメジャーを私が押さえて、検査員が右ハンドル端までの距離を測ります。まあバーハンドルとかに変わっていればシビアに測るのでしょうが、このCBRはノーマルのセパハンなのでささっと形だけ計測して終了。外観検査は無事合格です。

次は検査場の中の検査ラインに入ってテスター類での測定となります。前後ブレーキの制動力検査は指示されたとおりにブレーキを掛けるだけです。

次にスピードメーターの検査です。これは自分のバイクが前輪or後輪どちらで車速を検知しているのか調べておく必要があります。昔のバイクは前輪側に車速ケーブルが刺さっている事が多いのですが、このCBRは後輪というかミッション側で車速を検知していますのでその旨申告します。するとギアがニュートラルの状態で勝手に後輪だけ回り始めます。その状態でスピードメーターが40km/hのときに左足元にある長い棒状のスイッチを踏んで測定をします。ちなみにコツとしてはスピードメーターの指針が40km/hを少し超えたところでスイッチを踏むのがポイントです。スピードメーターの誤差は車速が速い側への誤差があるためです。

最後にライトの光軸測定です。ここでまた検査員に質問されました。

「ライトの光軸はテスターか何かで調整してきましたか?」

「はい、一応テスターで合わせてきました」

「その時は1灯で合わせましたか?2灯別々で合わせましたか?」

この質問は非常に重要なポイントです。今回のCBRのライトは2灯式ですが、左右両方とも同時ローハイ切り替え式になっています。しかし左右別々に光軸を調整できるような仕組みにはなっていません。つまり左右の光軸に誤差があってもそれを補正することは不可能なのです。なのでテスターで調整する時には2灯で1灯として光軸を調整しました。

バイクによってはロービームだけ片目点灯とか色々あると思いますが、今回の場合は2灯式ライトだとしても両方合わせて1灯として調整したと正確に申告しないと多分合格しません。

そんなかんじで申告すると、機械が自動で光軸を測定開始。正直光軸検査は何回受けてもドキドキなのですが、無事に一発合格でした。

4輪だとこのあと下回り検査とかあるのですが、バイクなので検査はこれですべて終了です。車検に合格したという書類を持って、再び運輸支局の窓口に提出します。

あとは待っていれば新しい車検証が発行されるという段取りです。いや本当にいつも車検の前は何故か意味不明に緊張しますが終わってみればあっさりと合格で、本当によかったよかった。

車検に合格したので、これで心置きなくさらにメンテナンスができるというものです。いや車検後にまた整備するとか意味不明っぽく聞こえるかもしれませんが、タイヤとか新品に交換したのに結局車検取れなかったとかなったら最悪ですからね(笑)

 

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