10万キロ走行どころか15万キロ走行のホンダCVT、フルードとストレーナーを交換する

今回はホンダの過走行車両のCVTのCVTフルード(HMMF)とフルードフィルター交換及びオイルパン内部清掃&ストレーナー交換をしてみました。といっても15万キロ無交換ではありません、10万キロの時点でフルードは交換しています。

車種はCR-Z(ZF1)、交換パーツの品番はすべてZF1のものです。

まずCVTフルードフィルター、品番25430-PLR-003

次にオイルパン内側、CVTバルブボディについているCVTフルードストレーナー、品番25420-RBL-003

CVTのオイルパンを外すので一応ガスケットも交換、品番21814-RPS-000

まず一番簡単なCVTフルードフィルターから交換します。CVTのラジエーター側に固定されています。クランプとホース2本を外すだけで交換できます。

次にCVTのオイルパンを外します。ドレンボルトからCVTフルードを全量抜いて、固定ボルトを外していきます。ボルトは長さが違うのでどこから外したか忘れないように注意です。

外したオイルパンの汚れ具合を点検します。通常のトルコン式ATだと10万キロも走行しているとどんなにマメにATFを交換していたとしてもヘドロ状のスラッジでかなり汚れているものなのですが、ホンダのCVTの場合は意外なほど汚れていませんでした。フィルターが二重になっているからなのか、ホンダ純正のCVTフルード(HMMF)の特性なのか、そもそもCVTはスラッジが出にくいのか。とにかくマグネットに鉄粉すらほとんど付いておらず綺麗なものでした。

CVTフルードのストレーナーもこの時交換してしまいます。

外したオイルパンを組むにあたり古いガスケットを剥がさなければならないのですが、これが最大の難関です。紙製ガスケットがオイルパン側にへばりついていてちょっとやそっとでは剥がれません。外す段階で古いガスケットが破損なく剥がれたのなら、ガスケットは交換せず液体ガスケットを塗布してそのまま再利用したほうが非常に楽です。もしガスケットも交換するのであれば電動工具などを用いてオイルパン側の古いガスケットを削り落とすのが一番手っ取り早いと思います。ただしオイルパンはアルミ製なので、グラインダーには樹脂製の塗料剥がし用ディスクを使わないとオイルパンが削れてしますますので要注意です。ケミカル(ガスケットリムーバー等)では短時間では歯がたたないような感じでした。

オイルパンの組み付けが終わったらCVTフルードを補充します。今回は約3.7リットル入りました。

交換後は非常に気分良く走ることができました。オイルポンプの抵抗が減ったのでこころなしか燃費も良くなったような?走行距離20万キロを目指す人にはお勧めしたいメニューです。

参考までに掛かった費用を記載しておきます。

フィルター 25430-PLR-003 1,510円

ストレーナー 25420-RBL-003 4,390円

ガスケット 21814-RPS-000 730円

CVTフルード  ホンダ純正HMMF 3.7リットル 5,217円

交換工賃一式 15,000円~ 工賃は作業をする店舗によって大きく変動するので事前確認が必要です!

 

 

 

 

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