R34スカイラインのストラットが腐食する理由

はいどうもバーチャル車屋さんのケインです。今日はER34やBNR34、33スカイラインなんかもそうですがエンジンルーム内のストラット部分が錆で腐食して朽ち果てる車両が多い理由について解説していきたいと思います。

まずは画像をどうぞ。

R34を中古で買う場合の重大チェックポイントのひとつであるストラットの錆、この画像はまだ全然マシなほうです。「r34 ストラット 錆」でgoogle画像検索するともっとすごいのがたくさん出てきます。

R33、R34ともにこの部分が朽ち果てている車両が多いです。その理由は?

降雪地帯の車?おしい、不正解です。正解は、インナーフェンダーを外した状態で雨天走行すると水分がこの部分にたまって腐食してくるのです。

車高調を入れたりしてローダウンするとホイールハウス内でほぼインナーフェンダーとタイヤが干渉します。特に運転席側は配線が通っているため干渉を放置するとハーネスが断線してトラブルになるのでインナーフェンダーを外すのと同時にハーネスを上方に引っ張ってタイヤと干渉しないように改造するケースが多いです。

ハーネスはエンジンルーム内に移動させるほど大掛かりな作業をせずとも、力技にてタイラップで上に引っ張ってやるだけでタイヤとの干渉、断線を防げます。若干フレームをハンマーで叩いてハーネスの逃げを作ってやると良いと思います。

さてインナーフェンダーを取り外す行為自体はローダウン車のお約束みたいなものですが、これがR33、R34では構造的な問題で錆に繋がってしまいます。

ではどうやって対策するか。一番良いのは「インナーフェンダーを外さない」です。インナーフェンダーに穴が空いていたりしなければまずストラットの部分が錆びてくることはないと言っても過言ではないでしょう。

でもローダウンするとほぼ確実にインナーフェンダーとタイヤが干渉してしまいます。対策はいくつか考えられますが、ダウンサスでも車高調でも、最大の原因はストロークのし過ぎ、させ過ぎです。なので車体側と干渉しないようにかなりごついバンプラバーを追加してストロークを規制してやるのがベストだと思います。

インナーフェンダーをどうしても外したい場合は、先にタイヤハウス内をしっかりとシーリングしておくのが良いでしょう。ホームセンターで売っている安い変成シリコンのコーキング剤で構いませんが、足回りを外してしっかりと密閉しないと効果が半減してしまいます。

スカイラインは改造されている車体が多く、インナーフェンダーを撤去されているケースが多いと思いますが購入する時はストラット部の錆に注意してください。多少の錆なら走行に支障ありませんが、あまりにも腐食が進んでいる、もしくはパテ埋めされているような車両は避けたほうが無難でしょう。

今回はここまで。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。