電スロの清掃方法~安易にスロットル洗浄をしてはだめな理由

はいどーも、バーチャル車屋さんのケインです!
今日は天気が良かったので、別に調子が悪いというわけでもないのですが売り物のスバルR2の電子スロットルまわりの清掃をしてみることにしました。

はい、このスバルR2です。H17年式で4WD、車検は令和2年11月までと残長期です。グレードはR(4気筒DOHC)、ミッションはCVTとなっております。そしてなんとTEINの車高調と社外ステンマフラーが付いているというレアな車両です。価格は安めにて応談ですので、もし欲しい方がいましたら電話メールテレパシー等でご一報ください。

さて電子スロットルの清掃ですが、こいつはなかなか厄介な代物です。分解せずに泡などで一気に洗浄するケミカル類を使うと結構な確率でぶっ壊れます。なので基本清掃はすべて手作業となります。

まずはスロットルバルブまでたどり着かねばなりません。幸いなことにスバルR2はクリップ1個とボルトを4本を工具を使って外すだけで、あとは簡単に取れてしまいます。

いや見たとおり、そんなに汚れてはいないんですよ。本当に気分の問題で。

まずはスロットルが閉じた状態のまま、柔らかい布等と人力のみで隅々まできれいにします。よほどひどく汚れていない限りケミカルは使いません。今回は布と手だけで清掃しました。

まあこんなものでしょう。そして次はスロットルが開いた状態で磨きたいのですが、物理的にバタフライを押し上げて開くのは、あまり電スロ自体に良くないです。一発で壊れるということもないでしょうが、運が悪い人は電スロが壊れてしまいトホホな状態となってしまいます。なのでここではちょっとした裏技?を使ってスロットルを全開にします。

①エンジンキーを刺し、セルモーターが回るひとつ前(つまりACCの次の位置)までキーを回します。

②その状態でつっかえ棒でもなんでもいいので、アクセル全開の状態で固定します。私はラスペネの缶と工具箱を使いました。

③するとあら不思議でもなんでもないのですが、電スロが全開に開いているではありませんか!

これで奥側に見えている円状の黒い汚れとスロットルの裏側も清掃できます。さっそく柔らかい布で磨きます。

見てください、この真っ黒さを!こんなに汚れているならやはり定期的に清掃したいところですね。

はい、全て手作業で十分ピカピカになりました。ちなみに何故ケミカルを使ってはいけないかというと、電スロのバタフライの軸の部分の特殊なグリスが汚れと一緒に落ちていってしまう可能性があるからです。繊細なんですネ。ちなみにこの作業をやっている間、車のバッテリーが消耗し続けますので、必要であれば充電するなりなんなりしてあげてください。私はついでなのでバッテリーの充電をしながら作業しました。

さて電スロの清掃をしたあとには必ずしなければならない事があります。スロットル全閉位置学習と急速TAS(スロットル・アジャスト・スクリュー)学習です。
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スロットル全閉位置学習は簡単です。イグニッションキーをON(ACCの次)まで回して、OFFにするだけです。OFFは車種・メーカーによりますが30秒以上継続してください。

問題は急速TAS学習です。これはメーカーによりやり方が違うのですが、スバルはTAS学習なんてカッコイイ名称ではなく通称「ペコペコ」「パタパタ」と呼ばれています(笑)

ペコペコのやり方はこちらも簡単。イグニッションキーをオンにしたあとゆ~~~~っくりとアクセルペダルの全閉・全開を2~30回繰り返したあとキーオフしてください。これも30秒以上何も触らずオフ状態を継続してください。くれぐれも、これはスバル車のやりかたですからね!

そんな感じでスロットル清掃&学習をやってみた結果ですが、確かに車の動きが軽くなったような気がします(効果には個人差があります)。

まあアレだけ汚れていたスロットルを綺麗にしたのですから、悪いことがあるはずはありません。みなさんもぜひお試しあれ。

 

 

 

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