事故現場に行ってきました

はいどうもケインです。
今回のブログはわかる人にだけわかればいいブログです。

事故現場の路面の状況を見てきました。実は事故の当日すぐ警察から小樽道路事務所に現場立ち会いの依頼があり、事務所側でその日の夕方のうちに5箇所の簡易路面修繕をしたということが発覚しました。なので動画中、補修跡がある穴は既に埋められた後の状況です。補修前の陥没深さは数センチという話でしたが、数センチというのが5センチなのか9センチなのかはわかりません。一応それを差し引いてご覧ください。

実際にどんなもんか車で走ってみた動画。

事故現場の手前数カ所、特に一番現場に近い正方形状の陥没跡が一番大きいと感じましたが、毛無山はこの右カーブに限らずあちこち同様のひび割れ、穴等があり、特別このカーブだけ路面状況が悪いわけではないという印象を受けました。ここで転けるならどのカーブでも転ける可能性があるでしょう。毛無山は最初からそういう心構えで走るコースなのだと思います。

私の普段の運転やライディングも、ゴールド免許の割には正直安全運転とはかなり程遠いものですが、誰でも通いなれたツーリングコースであれば走っているうちに「ここは要注意」というポイントを覚えるものです。毛無山展望台付近はその最たるもので、ここは対向車が展望台に入るため突然右折してくるという危険ゾーンです。危険レベルとしては左のブラインドコーナーを抜けたら右折待ち車両が停まっているというトラップが定番だった手稲山上りギャラリーコーナー並に注意すべきポイントかと(まあ昔の手稲山の話ですが)。

もちろんここの場合は直進車両を妨害する形で対向車が右折してくるわけですから、右折車のほうに過失があるというのはわかりきったことです。ただ、怪我をしたり死んだりするのはいつもライダー側なのですから、命が要らないような走りをする人以外は、ここのカーブだけはカーブの曲率だけ考えるのだけでなくその他の要因も含めて十分にマージンを取って通過するべきでしょう。

そのマージンが不足していたのか、それとも命が要らないような走りをしていたのか、それはもう永遠にわかりません。

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人は悲しいことが起きると、それを誰かのせいにしたり何かのせいにしたり、ついそういうふうに考えてしまいがちです。心情はわかりますが、自分のミスでも他人のミスでも「同じミスを繰り返さない」という明確な意志がなければまた同じような事故は起こります。その順番は運のなかった人からなのか、下手くそな人からなのか、速いと呼ばれる人からなのか、それさえ運命の気まぐれです。わかっていることは、バイクという乗り物は剥き身で走っている以上どんなに安全運転をしていても死ぬときには死ぬという昔から変わらないシンプルな答えだけです。

そして仲間を失うという悲しみは、バイクに乗っている以上どうしても避けては通れない試練です。そしてそれはいつでも自分にさえ起こり得るということは覚悟すべきでしょう。事故で今日右手がなくなることも、明日下半身が動かなくなることも、命を落とすことさえ。そしてそれ以上に、今生きているということも。

 

事故現場に行ってきました” に対して18件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    現場の確認お疲れさまでした。
    旦那さんやご家族そして近しい友人の人達の心情を思うと本当に悲しいし残念です。
    たぶん、ともちゃん本人が1番悔しくて残念だと思ってる筈です。
    彼女の事だから最後までコントロールしようと頑張ったんだろうなと…。
    でも、頑張ったけどダメでした(^^;?ってなんて笑いながら言ってきそうですが。
    もちろん陥没箇所がなければ何も起きなかったとは思います、ただ、起きてしまったことにタラレバはないですし、こういう悲しい出来事が起きるとバイクのネガティブな部分だけが目立ってしまうのはしょうがないのかもしれませんが、この悲しい出来事の原因を考えて同じようなことを繰り返さないように北海道を走るライダーやドライバー同士が注意換気して欲しいです、そして残された人達はこの悲しみを乗り越えて前に進んで欲しいです。
    ともちゃんとか誰かの為とかじゃなくて、自分自身の為に。

  2. unlimitedracingjapan より:

    コメントありがとうございます。

    >>でも、頑張ったけどダメでした(^^;?ってなんて笑いながら言ってきそうですが。

    ホントそんな感じがしますよね。今はただご冥福を祈るばかりです。

  3. 北海道の人 より:

    二輪でも四輪でもたまに流しに行っています。
    先日、事故現場に献花されているのを見ました。
    さすがに展望台のコーナーで無理はしないでしょう、右折車も恐いし僕なんか昔からビビリですから、見られるのも恐い。。
    原因はやはり穴なんでしょうね、僕は赤の他人ですが二輪乗りとしてそれしか考えられない。

    気持ちよく流せるワインディングは毛無くらいになってしまいましたね。支笏や恵庭方面のほうが近いのですが、個人的には毛無が気持ちいい。
    昔は手稲や朝里がありましたが。
    あの朝里はもう無いし行けないし、手稲はあの溝…二輪でも四輪でも行く気になりませんねぇ、足は抜けるしあちこち歪みそう。
    確かに手稲のギャラリーコーナーも恐かったなぁ、あの溝も上りのギャラリーコーナーが一番深い気がします。

    それにしても穴ボコ、今日はなかった穴ボコが1週間後には出来ていたり、路面状況は知らぬ間に変わりますから気を付けないとですね。もちろん頻繁にそんな変わるものでもないですが。
    あとは正直、運にも大きく左右されるんだと思いますが。ガードレールなのかガードロープなのかによっても違いますし。
    二輪という乗り物の恐さ、記事をみて身が引き締まりました。

  4. unlimitedracingjapan より:

    >>北海道の人さん
    コメントありがとうございます。
    朝里峠、懐かしいですね。youtubeであの場所が今どうなっているか見に行った人がいて面白かったですよ。
    https://www.youtube.com/watch?v=yyeHRgrxcNg
    運に大きく左右されるというご意見には全くの同意です。ただこれは持論なのですが、運が強い人というのは結局の所どこまで運に頼って良いのかがきちんと判断できる人なんだと思います。

  5. 北海道の人 より:

    おぉ、これは…蘇りますね!やはり全て舗装剥がされたとかではなく一部残っているんですね、2012年の動画のようですが、今も変わらずなのでしょうか。
    そして、動画を拝見する限り減速帯のメッカ手稲山(笑)よりも舗装が綺麗な気がします。。
    いやー、昔は朝里、手稲、毛無といったように走る場所を選べましたから、二輪も四輪も贅沢な時代でしたねー。昼は二輪、夜は四輪で走り三昧。
    確かに完全に運頼みではいつか必ず何か起こしてしまうと思うので、「あそこのコーナーだけは」とか「あそこはガードレールではなくガードロープだからミスったら身体にワイヤーが…」とか、ちょっとした自制心?冷静さ?は今も昔もいつでも必要なんだと思います。
    二輪ではまだ無いですが、丁度30歳のころ四輪で事故を起こして「家を出るのがあと数分遅ければ…」などと運のなさを悔やんだことも。でも運のせいにしてもよくない。運転というものは深いです。いつ何が起こるかわからない、予防できるもんならそうしたいものですね。仲間、あるいは他人の事故からでも何か学べればそれは意義のあることです。

  6. 名無しのごんべえ より:

    痛ましい事故ですね。自分は毛無山は車でも走りますが、ロードレーサーでも走ります。本当に舗装が悪く小樽側だけじゃなく赤井川側の下り特にキロロ手前は酷いですよね。ロードレーサーで走るときは平日なので交通量も少なくライン選べますが、休日なら交通量も多いでしょうから、そうもいきませんね。
    それに比べ冷水峠旧道は路面とてもいいし車も殆ど通らないので、ロードレーサーで走るには快適です。(冷水峠のトンネルは走りたくない)
    同じ二輪乗りとして、記事を読み改めて気をつけなければと思いました。

  7. 匿名 より:

    自分は関東のバイク乗りですが、そちらの気候や役所の予算の関係もあるのかと思いますが、こちらの峠よりもはるかに路面の整備状況が悪いので驚きました。
    今回の事故は本当に悲しく悔やまれます。
    それ以上にご家族、ご友人の悲しみは図り知れません。
    コロナ自粛も解除になりバイクの本格的なシーズンになって、こちらからも沢山のライダーが北海道に行くと思いますが、出来たら同じような事故が起こらないようにライダーの一人ひとりが北海道の路面の状況が都市部と峠ではかなり違う場所があるというのを認識してから行って欲しいと思っていますし、すべてのツーリングライダーが北海道の素敵な景色を楽しい思い出として持ち帰って欲しいです。
    北海道のライダーの皆さんも、バイクシーズンは短いと思いますが、走ることに真っ直ぐに真剣だった故人の分もこれからも楽しいバイクライフを送ってください。

  8. unlimitedracingjapan より:

    >>匿名さん
    お心遣いありがとうございます。
    北海道の道路は道幅も広く景色も素晴らしいと道外の方からよくお褒めいただきますが、ついでにエゾシカという脅威がいるのもぜひ知っておいていただきたいものです。
    あやつらは、「もうここまできたら絶対飛び出してこないよな」という絶妙のタイミングで当たり屋のごとく飛び出してきます。
    路面の話ですが、毛無山は路側部分が砂でジャリジャリしていました。国道なのに清掃が入らないのかと、ちょっと気になりました。予算がないんですね。

  9. unlimitedracingjapan より:

    >>名無しのごんべえさん
    コメントありがとうございます。
    ロードレーサーで走るには、路側の荒れ具合とか縦長の亀裂とかかなり怖いのでは?
    ましてやバイクも車も、自転車が走っているなんて想像していないこともあるので、どうぞお気をつけくださいませ。

  10. 匿名 より:

    同じライダーです

    皆さん、陥没している道も悪いと思いますが1番の原因はスピードではないでしょうか?

    毛無峠の展望台のコーナーは見通しが悪いのでスピードを落としていれば
    陥没している道路にも気付けていたのではないでしょうか?

    運転をする事は常に安全運転を心がけてしないと最悪の事になります

    運転が上手いのはスピードが速く走れるとかではなく、事故をしないで安全運転が出来るの人が上手いって言えると思います。

    今回、このコメントで色々な意見があると思いますが、同じライダーです
    事故を無くして皆さんも安全運転で楽しいツーリングライフをして欲しいと思います

  11. 往年のTZR250乗り より:

    >そのマージンが不足していたのか、それとも命が要らないような走りをしていたのか、それはもう永遠にわかりません。

    別のサイトでこの事故の件を知り、ネット検索してたどり着きました。この件について色々と情報収集をする上で、このブログ記事は有益でした。故人の生前の写真は別サイトにもアップされていましたが(バイクに乗っている物)、このブログに載っている写真や、生前のエピソードを含めてこの事故の真相に迫れたと思います。

    冒頭に転記したケインさんの問いに対し、私は両方だったと推察しています。故人は、今回の事故現場を含めて北海道内、走り慣れており道路損傷がある危険性は十分認識していたが、死の危険がある「走り」に魅了されており、今回の事故に至った。菅野さんが今、あの世で「事故って死んじゃったけど私本望。バイク事故で死ねて」と思っているのか?「やっぱりアクセル緩めれば良かった。まだやり残した事あったから」と思っているのか?私よりケインさんの方が故人に近かった分理解されていると思います。

  12. unlimitedracingjapan より:

    >>往年のTZR250乗りさん
    コメントありがとうございます。
    私が思うにはですが、故人があの世で思っているのは多分「本望」でも「後悔」でもなく、ある種の「諦観」ではないでしょうか。望ましい結果ではなかったですが、覚悟はしていたはずです。
    私もしばらくぶりに大型バイクに乗りましたが、加齢からくる衰えはどうしても感じます。いくら安全第一とはいえ、世界最速クラスの乗り物に乗って世間一般からみれば尋常ではない速度で走っている以上、私も覚悟だけはしています。

  13. ナナエフライダー より:

     あらためまして菅野友美さん、ご冥福をお祈りします。
    私は70歳過ぎの関西の現役ライダーです、オートバイ歴は50年ほどになります。
    この事故の報道が関西であった時に、私は「なぜ、なんで」と思い、すぐにグーグルマップのストリートビューで現場を見ましたが、納得のいく画像は得れなかったのです、疑問は深まるばかりでした。
     その後も気になり続けていた時に、ケインさんにたどり着いた次第です。
    友美さんがなぜこのような目に合わなければいけなかったのか、どうしても納得が出来なかったからです。
    動画を見せて頂き彼女が走ったであろうラインを何回も何回も見て二つの事が気になりました。
     一つ目が、コーナーに入る手前1個所とその奥にもう1個所駐車場の出入り口が見えます、手前は良いのですが奥の出入り口から車とかが飛び出したりすると、オートバイはバンクしてるなかコントロール出来るかどうかです。(ツーリング仲間達は見ていなかったのでしょうか)
     二つ目、路面の何か所か有る陥没修復画像です。
    録画スタートして①0:54②1:05③1:33ですが、①と②は縦ラインですので、17㌅を履いていたとてもさほど衝撃はあまり無いと思いますが、③の場所は15~20cm位の正方形でかなり深く有りそうですね、これくらい大きくなると車が通る度にどんどんえぐれて行くのではと思います。
    友美さんも最終コーナでインについた時ライダー目線では横に20cm位のひび割れにしか見えなかったと思います、ここへフロントから突っ込めばかなりの衝撃が来て上体は浮かされバイクは起こされ、直ぐに後輪の衝撃が追いかけて来るのが目に見えます。
     この時友美さんも、「なぜ、なんで」と……
    立て直そうとコントロールしたと思いますが、ほぼ真っすぐにガードロープまで行ってしまっているように見えます。
    彼女も最後まで頑張ったと思います、ガードロープまでの距離がもう少し有れば良かったのかもです。
     このコーナーは丸いスプーンのような気がします、ほとんどのライダーは何回かラインを取り直して最終コーナーへと出て行くと思います。
    乗りたての初心者ならともかく、経験豊富な彼女がオーバースピードで突っ込んで行くなんて有りえないと思います。
     報道ではライダーの操作ミスとか書かれていますが、そんな簡単には済ませて欲しくないです。
    詳しい事は分かりませんが、道路を管理してる所にも責任が有るのではと思います。
    自分も同じ状況であれば自信は有りません。

     バイクが好きで経験も豊富であったライダーがお亡くなりになられたのが悔しくて、悲しくてなりません。

     ケインさんも現場迄行かれたのは何か理不尽な事が有るのではとお思いなさったのではないのでしょうか。
    友美さんがケインさんの背中を押してくれたのかもですね。
    友美さんの死を無駄にしたくないです。
    今後もこの事故のことを見守っていきたいと思います。
    ケインさん、あなたのおかげで私の気持ちをこうやって書かせてもらった事に感謝します。
    有難うございました。

  14. unlimitedracingjapan より:

    >>ナナエフライダーさん
    コメントありがとうございます。事故からもう一ヶ月以上が経ちましたが、こうやって訪れてくださる方がいるという事はとてもありがたいことです。

    まず事故とは直接関係ない個人的な意見ですが、バイクが路外逸脱する状況には大きく分けて二つのパターンがあると思っています。
    ひとつはハイサイドかローサイド(スリップダウン)による物理的転倒に付随する路外逸脱。もうひとつはバイクが起きた状態で視線が外に向いてしまう人的原因による路外逸脱。
    4輪のようにオーバースピードでアンダーステアが発生して曲がりきれないという現象はよほどのことがない限り発生しないでしょう。

    そして今回彼女はスリップダウンではなく明らかにバイクが起きた状態で路外に逸脱しています。その直接的原因が道路の陥没にあったものかどうかは私にはわかりません。ですが他のライダーも何人も無事にその場所を通過していることから、彼女にも何らかの落ち度があったのではないかというのが私の率直な感想です。それはライディング技術に限らず、状況判断がどうだったかとか様々な要素を含む話です。そしてバイクという乗り物はリスクをゼロには出来ない乗り物ですので、最終的にはその時彼女にたまたま運がなかったと言うほかないのではないかというのが私の出している結論です。

    彼女の死を無駄にしないという観点から言えば「バイクに乗らない」のが究極の解かと思いますが、逆に私は彼女の死がきっかけで再びバイクに乗り始めたようなものです。そしてぶっちゃけた話、特別に自分の身を守るためのライディングを心がける気もさらさら無いです。自分の思うように普通に乗って、運が悪ければ普通に死ぬだけです。

    そしてそういった覚悟は彼女自身も出来ていた筈です。これは推論と言うより確信です。その覚悟をすべてのライダーに要求するのは到底無理な話ですが、生身を晒してタイヤが二つしかなくすぐ転ぶような乗り物に乗っている以上はどうしても運という要素は避けて通れないのではないのでしょうか。

    ライダ一人ひとりによって彼女の死から受け取る教訓は違ってくるでしょうが、彼女の死がきっかけでこのようなお話が出来たことに感謝しています。どうぞ今日も安全運転でお過ごしください。

  15. outlaw.Rider より:

    あの事故の次の週に!あのグループの連中が平気で走っていましたし!(仲間が死んだ次の週によく走れるな‼️)
    事故後のお盆最終の日曜日には・・・旦那が7人程で嫁が亡くなった
    初盆に・・393同じルートを走り!
    道の駅で馬鹿笑い為てる姿を見たら!????
    呆れましたがね!!

  16. unlimitedracingjapan より:

    >>outlaw.Riderさん
    コメントありがとうございます。
    ともちゃんが死んだことは私自身とても悔しいし、正直今もやりきれない気持ちをかかえたままなのですが、だからといってそれでバイクを控えるという気持ちにはなれないというのも事実です。
    もし私もその場で馬鹿笑いしている姿をみたら確かに不快に思うかもしれませんが、当人たちの本当の気持ちはその本人にしかわからないと思うと感情の矛先の向けどころがよくわからなくなります。
    言葉にするのは難しいですね。

  17. 北海道の単車乗りです より:

    こんにちは。
    事故後から情報収集の為こちらを拝見させて頂いております。
    3ヶ月経ち、真相がまだ良く見えてきません。彼女の知り合いという人達は彼女の名誉を守る為と言ってアスファルトの穴(つまり道路管理者である国)に全ての責任を持っていく動きをしていたようですが、それが叶ったのかどうかも分かりません。穴凹が全ての責任であればその時間そこを通行した全ての2輪が転倒していたという事になり、それこそ一大事ですが、現実はそうではなかったようです。自分が知りたいのはその時彼女に何が起こったのか?であって、情報収集の中で目にする悪い噂(普段どんな走り方をしていたかなど)には興味がありません。

    あのコーナーの深さとニュース映像で見た事故車の軌道と破損状況から、板主さんとほぼ同じ見方を当初からしておりました。最初が穴凹だったのか何かを踏んだのか、それがきっかけだったと思います。穴が1個であれば(経験豊富だったであろう彼女の)持ち前のテクニックで立て直しが可能だったのかも知れませんが、後ろを走っていたという仲間がTVインタビューで言っていた「2個目の穴」に嵌ってどうしようもなく体勢が崩れてしまったのかと想像してます。単車は起きた状態(走行状態)で彼女は単車の左側にハンドルだけを掴んでぶら下がっていた状態のまま左側ガードレールに激突して(ここで致命傷を負った)から単車だけが弾かれて対向車線奥まで走行したのでしょう。
    それにしても最初の穴に嵌った時にはそれなりのスピードが出ていてバンクが深かったので前か後ろがズルっと滑ったのが初期のアクションだったと思われるので、そこに危険予知を疎かにした彼女自身の責任は回避できないと考えております。不運な事故だったと思います。

    自分も2輪を趣味としていて、会社では安全管理者として災害の発生要因を分析・対策することを仕事としており、この事故は色々思うところがあって追跡をしておりました。情報ソースとして欲しいのは近しい関係者ではなく、その時駐車場にたまたま居合わせた第三者の目撃証言なのですが、探す術もありません。事故になれば命に直結する2輪、怖ければ降りれば良いのですが、それもできない軟弱者です。体力的にリタイヤするまで無事でいられるかどうかは「運」ですかね。

  18. unlimitedracingjapan より:

    >>北海道の単車乗りですさん
    コメントありがとうございます。このお返事については改めてブログの記事で新しく書かせていただこうかと思っています。少々お待ち下さい。

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