自動ブレーキついに義務化に。いらないものには反対です

はいどうも、バーチャル車屋のケインです。

最初に言っておきますが、ケインは自動運転や自動ブレーキを含めた自動車のオートマチック化には大反対の立場です。もちろん世の中がそういった方向に進んで行くこと自体を否定するものではありませんが、任意でそういった機能を選べることと義務化とでは話が全く異なってきます。なので自動ブレーキ義務化にも大反対です。

日経さんの報道が詳しかったのでリンクを貼っておきます。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53440790X11C19A2MM0000/

さて世界ではここ最近無闇矢鱈と自動運転だの自動ブレーキだのを強力に推し進めている勢力が存在します。それは国際欧州経済委員会(UNECE)です。最近の日本はこのUNECEと協調する形で自動車の安全基準を変更したり方針を転進したりする傾向が非常に強まっています。ここで注意してほしいのは、国際欧州経済委員会の「経済」という部分です。つまりこの自動運転化推進の一連の流れは経済戦争の一部でしかないのです。

UNECEにはアメリカ・中国・インドは参加していません。その国々のどれもが巨大なマーケットです。そう考えると例えばインドで最強のシェアを誇っているスズキ自動車、いくら国内の軽自動車が自動ブレーキ標準装備になったとしてもインドでは絶対にレスオプションもしくは最初から装着しないで販売するはずです。余計なものを付けたら価格が高くなるだけだからです。



私が懸念しているのは、自動運転にしろ自動ブレーキにしろ自動車のシステムを複雑にすればするほど誤作動が増える、そしてシステムに頼れば頼るほどドライバーの責任感が希薄になるということなのです。自動車は機械が運転するものではありません。人間が自己の責任において運転するものです。そこは譲ってはならない最後の一線だと思います。

日本国内では「高齢者の誤操作事故」などをさかんに報道することで自動ブレーキが安全のための装置として必要だ、などという論理のすり替えが起きていますが自動ブレーキ問題は安全問題などではなく、ヨーロッパへの輸出対策や自動車に付加価値をつけることで販売価格を上昇させたいという経済的な問題でしかないのです。これが本当に高齢者の安全運転対策ならば、高齢者が車を購入する時にはペダル踏み間違い装置や自動ブレーキが付いている車しか登録できないように法改正するだけで済む話です。

マニュアル車が好きで、電子制御のないクルマに乗りたい私のような一部の変わり者はどんどん肩身が狭くなっていくのです。

 

 

 

 

 

 

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