GRヤリスの速度リミッターカットと空力対策

はいどうも、バーチャル車屋さんのケインです。今回はGRヤリスの速度リミッター解除とそれに伴う問題について考えてみたいと思います。

国際格式クラスなどの直線が長いサーキットを走る場合には、スピードメーター上190km/hで作動するGRヤリスの速度リミッターがじゃまになります。GRヤリス用のフルコンやフラッシュROMが発売されていれば良いのですが、現状ではまだどこからも発売されていません。そうなるとモーテックなどを使うしかなくなりますが、なんとお手軽に速度リミッターカットができるパーツが存在します。

シグマ(現SARD)出身で、ポルシェとトヨタ系にめっぽう強い鶴田昭臣氏率いるアイコードから、ほぼカプラーオンで取り付けできるリミッターカットが発売されているのです。

引用元:https://icode.jp/archives/sfm2_isf2.html

気になる価格は38000円(税別)と、同社のレクサス用と比べるととてもお求めやすい価格となっております。

ただしこのスピードリミッターカットを取り付けることで一つ問題が出てきます。高速域での車体の挙動の不安定さです。メーター読み200km/hを超えてくるとリアの接地感が頼りなくなってくるとのこと。アクセルオフ時にAWDモードによってはITCCの締結が弱くなる(ターンインをしやすくするための制御)のが仇になって挙動の不安定さが増しているのもあるのでしょうが、基本的にはリアのダウンフォース不足が原因と思われます。

このことはGRヤリスが昨年の富士スーパー耐久に初登場したときにも「(ウイングレスの)1号車ではリアの安定感を欠くシーンもある」として問題になっており、2号車ではリアウイングが増設されたという経緯からも明らかです。

引用元:https://www.facebook.com/WedsSport/photos/pcb.3487723681249506/3487720967916444/

どうやらGRヤリスの低中速域でのコーナリング性能の高さが、逆に高速域でのナーバスな挙動を招いているのは事実のようです。もちろんこの車のキャラクターとして最高速アタックをするような車種ではありませんが、サーキットで速度リミッターが邪魔になってくるような走りをする人には、リミッターカットと同時にリアウイングの追加をお勧めします。機能性向上とともにドレスアップとしてもちょうど良いのではないでしょうか。

 

今冬登場予定のGRMNヤリス純正リアスポイラー引用元:https://response.jp/article/img/2020/10/14/339347/1569110.html

 

物凄くダウンフォースが効きそうなロケットバニーのウイング 100000円(税抜)引用元:https://www.h-c.co.jp/brand/pandem/pan-yaris/

 

後方視界ゼロ?公道走行可能なウェルパインのWRCリアウイング 368000円(税抜)引用元:https://shop.wellpine-motorsport.com/?pid=155445692

 

入手不可能?オーストラリア、ニール・ベイツ・モータースポーツのGRヤリスAP4リアウイング引用元https://response.jp/article/2020/12/01/340842.html

 

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