GRヤリスのパワーアップのポイントは吸気抵抗にあり!?

GRヤリスのブーストアップ仕様で馬力を出すのに重要なのはどうやら吸気らしいということがわかってきました。

ブーストアップ自体はHKSのパワーエディターを使うのが最も手軽でコストパフォーマンスに優れているでしょう。これで最大約20馬力のパワーアップが見込めます。ところが純正のエアクリーナーボックスだと増大した出力に対して吸気抵抗が大きすぎて、パワーが上がりきりません。純正でも高負荷時にボックス下側の2系統目の空気流路が開いて吸気効率をアップさせるような構造になっていますが、それで足りるのはあくまでノーマル時の話。ブーストアップで増加した吸気量に対して何らかの手を打たないとパワーアップは望めません。

しかしここで単純にむき出しタイプのエアクリーナーに交換するのは逆効果です。エンジンルームの熱気を吸い込んでしまいパワーダウンしかねないことに。

ではどうするのかという答えはいくつか出てきています。

ひとつはボックス下側の2系統目のバタフライ付きインテークを撤去し、大径ダクトと置き換えること。ノーマルのボックスはそのまま使い、加工してその中にむき出しタイプのエアクリーナーをインストールするという方法です。これはガレージGフォースが行っている手法です。この仕様で400馬力オーバーまで対応しているのでDIYが得意な人は真似すると良いと思います。WEBオプションに画像があったのでリンクも貼っておきますね。ガレージGフォースのGRヤリス画像

そして最近注目を浴びているのがイギリスのイベンチュリ製カーボンインテークシステムです。純正ボックスと置き換えるタイプですが、なんとこれが凄い。ブーストアップ前でもブーストアップ後でも15~20馬力のパワーアップが見込めるというのです。

ただしお値段の方も凄い。日本代理店のヴェルナーさんのサイトによると税別価格190,000円!!あと吸気ボックスの変更による雨水対策が気になるところですが、このパワーアップ効果は見逃せません。

同様の商品も各社から発売予定で、あのレボリューションさんからもヒートプレート付きフルカーボンインダクションボックスが発売予定です。税別価格180,000円とのこと。詳細は上のリンク先で。

またHKSもボックスタイプの純正置き換え型インダクションボックスを開発中とのこと。やはり各社ともパワーアップの肝はインテークにありということでますます激しくなるパワーアップ競争。突き詰めれば最終的にはMOTECを使って400馬力となるのですが、そこまで行かずともユーザーが気楽に楽しめる範囲でのブーストアップでも340馬力が見えてきました。今後の展開に注目です。

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