ついに出たGRMNヤリス、この車の価値は545点追加スポット増しされたボディにある!

ついにGRMNヤリスがそのベールを脱ぎました。

GRヤリスとの細かい違いは公式サイトやその他メディアを見ていただくとして、当ブログで一番取り上げたいことだけとりあえず書きたいと思います。それは新車時から施されている545点にも及ぶ追加スポット溶接と12メートル分増やされた構造用接着剤によるシャーシ性能の大幅アップです。これこそが、このGRMNヤリス最大の価値です。

トヨタは限定モデルにスポット増しをした車両を設定することがありますが、どうも世間からはイマイチ評価されることがありません。ZZT231セリカにもTRDスポーツMとして車体にスポット増しされたスペシャルグレードが存在しましたが、まったくスペシャルと扱ってもらえてなかったのが現状です。

確かにスポット増し自体は競技系プロショップであとから施工することは可能です。しかしその場合どうしても錆の問題が発生してきます。その点新車時からスポット増しされていればフレームはカチオン電着塗装でドブ漬けされて完璧に防錆塗装されているわけで、こればかりはどう足掻いても真似することが出来ません。
つまりボディを消耗品として捉えるか、一生モノの愛着を持って接するのか、その点において大きな差が生じると言って良いでしょう。

問題は価格です。GRMNヤリスはベースグレードでも731万円のびっくりプライスが付いています。この価格だと、予備パーツとして新車のGRヤリスのRCがまるまる一台買えてしまいます。ボディに価値があるといいながら、予備ボディが余裕で購入できてしまう価格設定。

もちろんGRMNヤリスには軽量化パーツなどの新しい装備も付いてきています。しかしわずかばかりのボディの軽量化は大幅なパワーアップの前には相殺されるどころか負けてしまいます。

2022オートサロンでHKSからGRヤリスの新しいパワーアップメニューが発表されました。EVCとF-CONisを使ったサブコントロールシステムです。これは従前のモーテックを使ったブーストアップ仕様よりリーズナブルにパワーアップが出来る仕様となっています。現車セッティングを行わなくても+40馬力、現車セッティングを行えば+60馬力のパワーアップが見込めるというものです。

費用対効果で考えるなら、GRMNヤリスを購入するよりGRヤリスにこのパワーアップキットを組み込むほうが断然お得で楽しいでしょう。
https://www.hks-power.co.jp/event/tas2022/product/GR_YARIS/sub_control.html

いまのところ一生モノのコレクターアイテムとしてならGRMNヤリス、走っていじって楽しむならGRヤリスのRCという選択肢がベストのような気がします。これからもGRMNヤリスには要注目です。

 

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