ダイハツ・MOVEに17センチスピーカーを取り付け

ダイハツのMOVEにワンオフバッフルボードの取り付けとフロント17センチスピーカー交換、それとプチデッドニングの作業をしました。

MOVEはどの年式でも17cmスピーカー取り付け不可!?

オーナーさんのお話によると、どこで聞いてもMOVEには16cmスピーカーしか付かないと言われたそうですが、どうしてもオーナーさん所有の17cmスピーカーを取り付けたいという事でしたので、とりあえずチャレンジするだけしてみましょうということで作業を開始。

 

MOVEの純正パイオニアスピーカーはドア鉄板のインナーパネルではなく内装の裏側に固定するタイプで、バッフルはインナーパネル側に付いているという変則的な構造なのですが、今回はセオリーどおりインナーパネルにワンオフのバッフルを固定して、それにスピーカーを取り付けます。

バッフルボードの厚さをワンオフ製作で調整することで、ドア側の奥行きスペースの問題はほぼ確実に解決できます。ただし輸入物のスピーカーで異常にマグネットの大きいタイプのものは難しいかもしれません。

とりあえず10ミリ厚のバッフルボードで確認したところ、奥行きのクリアランスはOKです。あとは内装と干渉するかしないかなのですが、そればかりは組んでみないとわかりません。とりあえずオーナーさん持込の17センチコアキシャルスピーカーを組んでみて、仮止めで内装を取り付けてみました。するとスピーカーはどこにも干渉せずOKでした!

 

せっかく内装を剥がしたのならデッドニングもしよう!

で、もう一度内装を外します。今回はスピーカー周りだけデッドニングしてみました。予算が許せばフルデッドニングしたいところなのですが、一度全面デッドニングしてしまうとあとからドア内の定在波を吸収する加工とか色々と追加で音質向上作業を施工するのが難しくなってしまうので、今回はプチデッドニングということにしてみました。

ほんとにプチですね。ちなみに私がやる気をを出してデッドニングするとこんな感じになります。

 

 

マジェスタの社外オーディオインストール

 

ちなみにこの車は社外オーディオの取り付けがなかなか難しいといわれているマジェスタです。純正マルチを生かしたまま、ビートソニックのキットは一切使わずに外部DVDプレイヤーの音源出力としてカロッツェリアのDEH-970をインストール。スピーカーはアルパインのセパレートタイプ。サブウーハーはロックフォード2発をトランクルームにインストールしてタイムアライメント手動設定とかなり変わった構成です。でもデッドニングにお客様の予算の都合でレアルシルトが使えなかったのが残念です。

 

 

 

ムーブの仕上げ

で、一通り作業が終わり加工の終わった右ドアと無加工の左ドアの音を聞き比べて・・・と思ったらバランスを全開に左右に振ってもどこからか音が出てきます。変だなあと思ってよくよく車内を見てみると、リアのルーフに据え置き型のスピーカーが付いていました。珍しい取り付け方です。で、フェーダーでリアを殺して試聴するも・・・まだどこからか音が出てきます。パワードウーハーからでした。どうやらローパスフィルターを通していないようで、全域で音が出ています。デッキを色々いじってみたのですが、RCAをOFFにする方法がちょっとわからなかったので、デッキ側でサブウーハーのゲインをミニマムにすることで妥協して、音の聴き比べをします。

 

純正に比べて17cmのスピーカーのほうが確かにパンチはあるのですが、ちょっとデッド気味なのか高音域のクリアさが弱く感じました。それで、事前にオーナーにはその可能性を伝えてあったのですが、ツイーターを追加してみました。

 

予算は2000円なので、残念ながらボッシュマンかプロトーンの2択になるのですが、今回は帯域の広いプロトーンをチョイスしてみました。

 

店頭価格1980円の割には、それなりに良い音が出ました。という感じで、このセットで左のドアも同様に施工します。そして作業が終わっても今度は音質のセッティングが待っています。オーナーさんは倖田來未を良く聞くというので、そのCDをセットしてチューニングしてみました。

 

リアスピーカーはあまり良い音ではないので、気持ち鳴っているかなというくらいまでフェーダーで下げます。そしてサブウーハーが付いているので本来だったらBASSもかなり下げれるはずなのですが、それだとパワードサブウーハーなのでイマイチスピード感が出ませんでした。なのでミッドスピーカーにも多少低音域をカバーしてもらいました。そしてサブウーハーのゲインはオーナーさんの好みか、かなり音量が大きめだったのですが、全体のバランスを取るため少し下げ気味にしてみました。

 

低コストでもひと手間かければ違いがわかる

という訳で無事セッティングも終わりです。そしてオーナーさんに試聴してもらい、純正からの音の変化に喜んでいただけました!作業のかいがあったというものです。今回は限られた低予算の中でどこまで出来るかというチャレンジだったのですが、かなりコストパフォーマンスに優れた仕上がりになったと思います。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。