奥多摩周遊道路のバイク通行規制について

バイク業界のご意見番ことホワイトベースの二宮氏が大変怒っております。

動画の内容を要約すると先日奥多摩周遊道路にてとあるバイク集団が対向車線を使ったりナンバーを隠蔽したり、あまつさえパトカーを煽ったりするなどして繰り返しローリング行為を行ったことにより一日に5件の事故が発生し、それが原因で一時的にバイク通行規制が掛けられてしまった。そんなアホどもライダーを見かけたら、ナンバーを控えてばんばん警察に通報して「不本意だけれど」そいつらの命を救ってやれ、と。80年台のローリング族残党の勘違い思い上がり勘違いに基づくバイクの流行り方は我々新しい世代がどんどんその芽を潰していくことが必要だ、と仰っています。

また氏は「ここまではOK、ここまでは裁量(の範囲)、ここから先は完全アウトというのがあると思う」とも動画中で言っているのですが、私から言わせればもうねシートベルト義務化エアバッグ義務化安全装備じゃんじゃん義務化自動運転大歓迎、挙げ句事故を減らすために老人から運転免許を取り上げろとまで余計なおせっかいが蔓延しているこのご時世で「コケてクラッチレバー折れただけで即交通事故(注:自損事故も法的には交通事故です)」なバイクという反社会的な乗り物に乗っている時点で、見る人から見ればバイクの存在そのものが既に「完全アウト」なのが現実ではないかと思うわけですよ。過去に高速道路で二人乗りが禁止されていた理由だって「二人乗りしてたら二人も死ぬじゃないか!」などというくだらない理由ですからね。これ冗談じゃなくて真面目にです。日本という国は自己責任なにそれ美味しいの?という国ですから、そんな日本で、そんな価値観を持つ「バイクに乗らない」多数派から見たら、多くの意見は「なんでバイクなんて危ないものに乗るんだ、いい歳して!?」です。間違いありませんヨ、ええ。

そんな状況で「俺たちモラルのあるバイク乗りが、モラルの欠片もないバイク乗りをどんどん警察に通報して業界全体のモラルを向上させていこうぜ」なんてのは余計なおせっかい以外の何者でもないのではないかと思うのですが。そりゃねいくら自己責任だからといっても他のバイクや車、ましてやパトカーを煽ったりするなんてのは完全に場の空気に流され過ぎ調子乗り過ぎでお話しにならない脳みその持主ってところについては私も異論ないのですが、その行為の責任はそのライダーが負うというだけの話で他のライダーがなんで余計やお世話を焼こうとするのか、貴様らはママにいいこいいこして貰わないとバイクにさえ乗れないのかと。バイクに乗るってことは腕や足が無くなったりダチが死んだり自分も死んだりするという事を覚悟した上で乗るものじゃないかと。自分の行った行為が結果として返ってくることがきちんとわかっているのなら、中途半端な正義感や偽善に酔って「他人のバイクのナンバーを控えて警察に通報する」などという基地外じみた行為を他人に推奨するなんてありえないはずなんですがねえ。

そんな偽善者や勘違いくんに言いたいのは、他人のバイクのナンバーをスマホで撮って通報するなどということは、そのスマホが取り上げてられてフリスビーみたく飛ばされたり、撮影者自身がぶっ飛ばされたりするというリスクから目を背けてはいけないということです。なぜなら悪意には悪意が返ってくるというのが世の必然だから。いやあなたが善意でノーマナーライダーの命を救って差しあげようとしているというのでも構わないです。それをされた側も善意で「俺以外の奴にそんなことしてたらこんなもんじゃすまなかったんだぜ」とぶん殴るだけで済ませてくれるだけなので。それ以上の落とし前を取らなかっただけでも十分善意と解釈できますよね、はい。なんだか前にyoutubeで見た「隼に乗っている安全第一グッドライダーな俺が無理な追い越しを仕掛けてきたライダーを怒鳴りつけてやったぜGJ俺」という動画を思いだしてしまいました。え、その動画観たいって?もうしようがないなあ。

なぜ他者の行為に無関心でいられないのか?今流行りのポリコレ棒ってやつなんですか?普通無関心には無関心しか返ってこないのに。勿論自分の無関心に対して煽り行為や恫喝などの悪意が返ってきたら、それはその時ぶん殴るなり通報するなり好きな方法で対処すればよろしい。だが中途半端なお利口さんライダーなんてのはマジでノーサンキューですわ。

ここまで書いたらあえて言うまでもなく私がいわゆる80年代ローリング族の残党だとおわかりでしょう。ほんの小さくですが「バリバリマシン」に載ったこともありますよ。そんな事を自慢げに?書いている時点で人間の程度はお察しという話なんですけれど、若かった頃の自分をがっかりさせたくないから気持ちだけでも「生涯現役だもんで」を貫こうと思っています。

ネット暴走族ケインはホワイトベース二宮祥平さんを応援しています!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。