スーパーGT第2戦富士、高星選手のクラッシュは関口選手に大きな責任があるのでは?

今更の話ですがスーパーGT第2戦富士で発生したメインストレートでの大クラッシュ、公式の発表やら半公式のネット配信やらが出揃ったので改めて考察していきたいと思います。


上記の動画の解説に違和感を感じたのは私だけでは無いはずです。そしてコメント欄も投稿者によって編集がされています。

一番大事なのは今後事故が起きないようにどう対処すべきかなどという前向きな話ではなく、関口選手に悪意があったかなかったか、その一点に尽きるはずです。私の知る限り関口選手は一度も自分の口で「後続の高星選手に対して悪意はなかった」と明言をしていません。流石にクラッシュすればラッキーとまでは思っていないでしょうが、後続の高星選手のことなど知ったことではない、くらいは考えていそうです。そこは本人の口から明言してもらわないといつまでも疑惑はつきまといます。

そもそもメインストレートを130km/hという低速で走っている50号車アルナージュMC86の同軸線上に走行ラインをもってくる関口選手の感覚が理解できません。レーサー目線ではインを開けたくないというのは皆が口を揃えて言っていますし、そこについては理解できますが確実に50号車を回避するラインをトレースしなければならないのがわかりきっている話です。最初から50号車の走行ライン1台分右側を開けていたとしても高星選手はそのラインを通って関口選手を追い越すことは不可能であり、合理的に考えれば関口選手はそういった「安全寄り」の走行ラインをトレースするべきでした。

そういった配慮ができるというのがサーキットというステージ上で戦っているレーサーに求められる資質ではないでしょうか?命がけで走ることと命のやり取りをするのとでは全く話が違います。

また、行為そのものには公式にペナルティが課されていないからこれはレーシングアクシデントなんだ、インシデントではないんだという理屈も詭弁に聞こえます。インシデントかどうかはとどのつまり事故の直前に関口選手がどういった判断をしていたか、そこが重要なのではないでしょうか。50号車との距離感の目測を誤ったのであればそう発言するべきですし、そうでないならそうでないと本人が発言するべきでしょう。そこが全く聞こえてこないのに安全論にすり替える、これではまるで最近の乗用車のようです。自動ブレーキやら何やら安全装置ばかり発達しても、最終的にはステアリングを握るドライバーが一番重要なのにその点をスルー。今回はいくつもの幸運が重なって大きなけが人は出ずに済みましたが、トップドライバーの意識が変わらない限りまた同じような事故は起きるでしょう。

同じことの繰り返しになりますが、この事故はテクニカルな問題ではなくドライバーの意識の問題なのです。

スーパーGT第2戦富士、高星選手のクラッシュは関口選手に大きな責任があるのでは?” に対して2件のコメントがあります。

  1. 柳沼早苗 より:

    関口選手の行動には悪意が有りました。脇阪監督のコメントからも、高星選手に対して謝罪の気持ちは全く存在していません。このような考えの人間が監督するチームにはレースに参加して欲しくないです。非常に不愉快です。

  2. unlimitedracingjapan より:

    >>柳沼早苗さん
    コメントありがとうございます。脇阪寿一は相手チームには謝罪したというおぼろげな記憶があったので改めて調べてみたのですが、どこにも出てきませんでした。なので謝罪してないのでしょうね。まあレーシングアクシデントとして臭いものには蓋をするような人たちですから、身内を守ることしか考えていないのでしょうね。嫌になります。

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