GRヤリスはサイドターンが苦手?全日本ラリーの実戦にて分析
はいどうも、バーチャル車屋さんのケインです。
先日開催された全日本ラリー選手権第6戦モントレーの動画が公開されました。180度回り込む鋭角なクイックターンのコーナーの動画なのですが、これがまたひどい。サイドターン失敗、バックギアに入れて切り返しの連続・・・これ全日本ですよね?まずは動画を御覧になってください。
GRヤリス出場勢の中で綺麗にサイドターン成功しているのはほぼ1台だけ。とほほ。これならその辺のドリフトあんちゃんのほうが上手いのではなんて思っていたら、8分00秒~元祖ドリフトチャンピオン織戸学選手がガードレールに激突。一体どうなっているのやら。
その他の見どころといえば10分42秒あたりから、サイドターンに失敗してバックして切り替えしている車に追いついてしまった後続車がクラクションで威嚇しているところくらい。この場面でクラクション鳴らしたって問題は何も解決しない(笑)
全体的になんというか「これホントに全日本?」と疑いたくなるような動画でした。
確かにGRヤリスはサイドターンが得意な車では無いかもしれません。具体的に言うとサイドを引くまでは良いのですが、その後ECUから制御が入りスロットルが勝手に閉じられてしまう症状が出ることがあるのでフロントが巻き込まない時があります。でも出来る人は出来てます。GRヤリスのサイドブレーキはリアディスクブレーキとは独立したドラム式のインナーシュータイプです。ドリフト車で言えばトヨタ系、チェイサーやスープラ、AE86なんかがこのタイプで、ディスクブレーキと共用のシルビアあたりより遥かにガッチリとサイドブレーキがロックします。パッドがどうとか熱がどうとか、あまり関係ないですね。もしかして皆さんサイドターンをあまりやってなくて、ブレーキシューのアタリが出ていなかったのかも知れませんが・・・
それではまた次回。
この場所のオンボードみれば分かると思いますが非常に狭くヘアピン途中でえぐい坂になってます
R5車両みたく油圧サイドなら無理矢理いけるでしょうが市販ベースではいくらインナーシュータイプとはいえ難易度高いでしょうね
ぬたはらさんでさえ失敗してるぐらいですからね
>>匿名さん
やったことがある人でしたらわかると思いますが、サイドターンは上り坂より下り坂のほうがやりやすいです。
出来ている人がいるのに出来ていない事を、車のせいにしてはいけません。
一般的な話でGRヤリスでサイドを引いた場合、皆さんリアロックまでは出来ていますがその後スロットルが閉じてしまうのに苦労しています。