トラスト企画さんが2500台のER34スカイラインを買い占め!?野望は果たして成立するのか

はいどうも、バーチャル車屋さんのケインです。

最近なにかとyoutubeで話題沸騰のトラスト企画さん。以前当サイトでもご紹介いたしましたが、なんと今回の動画では仰天の計画が明らかにされました。

それは最大2500台ものR34スカイラインを買い占めるというものです。動画の12分30秒あたりで明言されています。恐ろしいことです。

さて34スカイラインは一体何台国内市場に流通しているのでしょうか。新車販売台数だとGT-Rが約11000台、ER34とHR34が合わせておおよそ51000台~54000台と言われています。しかし販売終了からほぼ20年が経過した今、ER34,HR34で現存している車体数は半分以下、もしかすると1万台以下かもしれません。

ER34、特にセダンは野村謙氏がD1に参戦するまでは圧倒的不人気車種の代表格で、ここ最近まではガンガン廃車にされていたのです。その状況が変わりだしたのは、BNR32の北米輸出が25年ルールで解禁されると同時に価格が高騰したあたりからです。BNR32がプレミアム価格で取引されるとなると次はBCNR33、その次はBNR34とかんたんに想像がついてしまいます。特にBNR34は国内外で根強い人気があり、北米で25年ルールが適用され始める2024年からは一大フィーバーが起きるとこが予想されます。

ところが一時期は捨て値で取引されていたBNR32と違い、BNR34はすでにプレミアム価格。いくら北米のマニアでもかんたんには手が出せない価格帯になってしまっています。

そこで目をつけられたのがER34です。34GT-Rと同じくER34も北米には輸出されていません。なので34GT-Rに手が届かない層がER34の2ドアを購入するのでは・・・?という大胆な推測が成り立ちます。

そしてそこに登場するのがトラスト企画さんです。市場に流通しているER34を今のうちに全部押さえてしまえば(笑)、輸出も中古部品販売も相場操作がすべて思うがままです。いやそんな野望が成立するのかどうかは正直わかりませんが、実際に2500台をキープしようとしているのですから可能性はあります。

これはER34オーナーにとってはメリットとデメリット両方が存在します。通常解体屋さんに回った車両は次から次へとベルトコンベアー式に解体されて鉄くずとなります。エンジンやヘッドライト等単価の高い部品や需要の多い部品はもちろん取り外されて在庫されますが、DIYを行うオーナーだけが欲しがるようなマニアックなパーツや傷物で商品価値の低いパーツは廃棄されます。つまりER34が車の形をしたままトラスト企画さんで数年間保管されるということは、そういった細かいパーツが後世に残り、しばらくは安心して入手できるということです。

しかし逆に言うとトラスト企画さんしかそういうパーツを持っていないという事態が起こりえるため、車体どころかパーツさえ相場がコントロールされ高騰しかねないとの危惧があります。
スポンサーリンク



ひどい言い方をするのであれば、「うちの設定する高い値段で中古パーツを買ってER34を頑張って維持してください。え、お金がなくて維持できない?それでしたらそのER34を是非うちに売ってください!」と。なんだかマッチポンプみたいな話ですね。

まあ現実問題、相場というのはそんなに簡単にコントロールできるものではないためそんなにトントン拍子に話が進むとは限りません。4年後もしかしたら北米への輸出がそれほどフィーバーしないかもしれません。不確定要素は多いです。

バーチャル車屋さんケインは今後の展開を生暖かく見守っていきます!

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。